生命保険の保険料が途中で高くなる理由は、「更新型」の生命保険に加入しているからです。

以前は、保険期間(保険料払込期間)の満期を定年年齢である60歳程度とし、途中で保険料が上がることのない「全期型」といわれる生命保険が一般的でした。

すなわち
・20歳で加入すれば、60歳までの40年間
・30歳で加入すれば、60歳までの30年間
・40歳で加入すれば、60歳までの20年間
を保険期間(保険料払込期間)としていたので、途中で保険料が上がることはありませんでした。

しかし、規制の緩和などにより、保険料の引き下げ競争が始まり、少しでも加入する時の保険料を安くするために、「更新型」の生命保険が発売されました。

「更新型」の生命保険は、特約の保険期間(保険料払込期間)を10年、15年などと短く設定することで、加入するときの保険料を安くしています。

すなわち、「10年更新型」に加入するということは、10年満期の生命保険に加入することで、以前のように60歳までの30年、40年という長い期間を保障する「全期型」の生命保険に比べ、保障する期間が短くなる分、死亡保険金を支払う確率が低くなることから、保険料が安くなります。

確かに、「更新型」の生命保険の発売により、生命保険に加入するときの保険料は安くなりましたが、10年、15年などの最初の保険期間が終了し、引き続き保障を更新(継続)する場合、更新するときの年齢で保険料を再計算するため、保険料が高くなります。

20歳時に10年更新型の生命保険に加入し、その後同じ内容の保障を継続する場合、30歳時、40歳時、50歳時、60歳時、70歳時に、その時の年齢で10年満期の生命保険に加入し直すということです。

再計算される保険料は、新たに生命保険に加入する場合と同じ保険料になります。

「更新型」の生命保険を継続(更新)するメリット

「更新型」の生命保険を継続(更新)するメリットは、健康状態の確認・診査が不要ということです。

仮に、更新するときに健康状態が悪化していて、本来であれば生命保険に加入できない状態でも、同じ内容の保障を無条件で継続(更新)することができます。

他の生命保険に加入する場合は健康状態の確認・診査が必要になり、場合によっては「加入できない」、「保険料が割り増しになる」などの可能性があります。

加入するときの保険料が安い「更新型」と、加入するときは高くても途中で保険料が上がらない「全期型」の生命保険のどちらが良いのかは、現在および将来の家計の状態や、今後のライフイベント(子どもの教育費、住宅購入、老後の生活など)などにより答えが変わってくると思います。

ただし、総支払保険料は「更新型」の生命保険の方が多くなると思います。