一般の生命保険には、死亡すると必ず支払われる普通死亡保険金と、事故や自然災害などで死亡した場合に限り普通死亡保険金に上乗せして支払われる災害死亡保険金があります。

災害死亡保険金が支払われる特約

災害死亡保険金が支払われる特約には傷害特約と災害割増特約があり、両特約合計で普通死亡保険金と同額まで付加することができます。

例えば、普通死亡保険金が2,000万の場合、傷害特約と災害割増特約を合わせて2,000万円(傷害特約1,000万円、災害割増特約1,000万円など)まで付加することができます。

傷害特約

障害特約は、不慮の事故または所定の感染症で死亡したときに、普通死亡保険金に上乗せして、災害死亡保険金が支払われます。

また、不慮の事故で所定の障害状態になったときに、障害の程度に応じて障害給付金(特約保険金額の1割から10割)が支払われます。

災害割増特約

災害割増特約は、不慮の事故または所定の感染症で死亡したり、高度障害状態となったときに、普通死亡保険金、高度障害保険金に上乗せして、災害死亡保険金、災害高度障害保険金が支払われます。

災害死亡保険金の支払い事例

<定期保険特約付き終身保険に加入している場合>

終身保険 300万円 普通死亡保険金
3,000万円
定期保険特約 2,700万円
傷害特約 1,000万円 災害死亡保険金
3,000万円
災害割増特約 2,000万円

・普通死亡保険金は、亡くなると必ず支払われます。
・災害死亡保険金は、事故や自然災害などで亡くなった場合に限り支払われます
・従って、事故や自然災害などで亡くなった場合には、合計6,000万円が支払われます

災害死亡保険金に係る保険料

災害死亡保険金が支払われる傷害特約と災害割増特約の特約保険料は、事故や自然災害などに限り支払われるためとても安く、また年齢が上がるに従って高くなるということもありません。

事故や自然災害に遭遇する確率は、年齢には関係ないからです。

上記の例では、傷害特約1,000万の特約保険料が約600円程度、災害割増特約2,000万の特約保険料が約800円程度だと思います。

なお、災害割増特約や傷害特約などの災害関係の特約については、約款に地震等の大規模災害の場合に、災害関係の保険金・給付金を削減したり支払わない場合がある旨規定していますが、東日本大震災で被災した方の契約について、各生命保険会社は、地震による免責条項等を適用せず、災害関係の保険金・給付金の全額を支払いました。

私が保険会社に勤めていたときにも、阪神淡路大震災をはじめとして大きな震災がありましたが、災害関係の保険金・給付金がこれまで削減されたことはありませんでした。